海の底から夢を見る

誰かに私を知って欲しかっただけなんです

2020-01-01から1年間の記事一覧

彗星の恋

夜が眠り、朝と交代しようとする黎明の頃、 通知音と共にスマホが光った。 「誕生日、おめでとうでした」 かつて愛を伝えあった人からだった。 覚えたんじゃんバカ。 ていうかもう過ぎてるし。 でもそれも彼女らしかった。 私たちが付き合っていたのは7年程…

思い出した痛み

誰かを傷つけてしまうことが本当に怖かった。 浮気から始まった恋をした。私が彼女を奪ったのだ。 (愛にもいろんな形があっていいでしょ。同性愛をバカにしないでね。) 彼女が私に恋愛相談を持ち掛けてきたのが始まりだった。 彼女が4年間付き合っていた彼…

満ちない月

何故私は私を生きなければならないのですか。 私以外の人ばかり眩しく映る。これは悪い考え方なのね。 私が他人の人生を羨望する様に、私の人生を羨ましがる人なんていないでしょう。 私には何でもあって何もないから。 両親が会社経営をしていたがおかげで…

時には誰かを傷つけたとしても

出会いの数だけ別れがある なんて言葉、ありきたりすぎてもう微塵も心に響かないね。 生きていれば別れなければいけない瞬間は必ず来ます。 それは人に限らず、かつて大切にしていたものや、思い出深い場所であることもある。 どんな形であれ、出会った限り…

ミスをした話

「私が悪かった、あなたは謝らなくていいからね」 社会人1年目の生活もかなり馴染んできた。 わたしもすっかり大人だ。嬉しくも悲しい実感ですね。 半年以上働いてきて、初めてミスを犯した。 実際には、まあいいか、で放置してしまっていたことが原因だった…

大人と家族

「お前に人の心なんか分から無いのよ」 母親と喧嘩をした。 数ヶ月ぶりではあるものの、わたしは定期的に母を怒らせている。 実家暮らしの弊害ですね。自立しろよって思ったそこのキミ、その通りだよ。 怒らせた理由は至極単純なもので、わたしの愛想が無か…

続 出会い系

「あなたの人生はそれで良いんですか?」 先日何故か血迷って登録したマッチングアプリ わたしはまだ辞められずにいた 次々とライクされていくが、課金しないと見えない よく出来た仕組みに少し不満を感じたりしている そんな時、マッチ成功の通知が鳴った …

ひとりが好きでも繋がりたい

初めて出会い系サイトに登録してみた。 ただの興味本位。見知らぬ誰かと話してみたかった。 恋人がいないわけではない。安定した関係を続けている。 ただ、わたしの心が冷めている点を除いては。 次々と表示される人間。彼らを次々にスワイプして消していく…

精神と時の部屋

心って何処にあるのでしょうか? 精神や心は何処にあるのでしょうか。 精神を入れておく臓器があるわけでもない。それらはただの思考であり、脳に集約されているのでしょうか。 だとするならば、大切な何かを失った時、罪を犯した時、胸の奥が痛むのはなぜで…

結局またここにいる

わたしはまたひとりだった。 ふと思い立って高校時代のクラスメイトと飲みに出かけることにした。 待ち合わせの時間までは、うまく話せるか不安でソワソワしていたけれど、 いざ会って食事をするととっても楽しい夜だった。 異性ではあるけれど、お互いを意…

深く吸い込む

こんにちは、棗うです 気持ちを時々Twitterで呟いて自我を保っています わたしはとても弱い人間です 自分の事が心の底から大嫌いで わたしとして生きていく事が辛いんです だから他人にばかり憧れて いつしか天邪鬼になり 周りを見下しまくるクズに成り下が…

就活と仕事 人生音痴

こんにちは、棗うです。 私は今、社会人1年目のペーペーです。 しかし、既に今の職場や仕事内容に嫌気がさしてしまい、今年でやめてしまおうと考えています。 そして、辞めた後どうするかというと、専門学校に入学しようと考えています。完全に浅はかな考え…

今、生きてます

初めまして、棗うと申します。 誰に向けてでもないけれど、少しでも誰かに私を知って欲しくて、あわよくば慰めて欲しいので、自分語りをする。 私は今、新卒の社会人です。 仕事がつまらなくて、既に辞めたくなっている。 Twitterや携帯のメモ欄に毎日心の闇…